Blenderのカメラの設定や手ブレの話
あんな感じの映り方にしたいんだよな・・・。
みたいな時に使えるBlenderのカメラの設定を備忘録として残しておきます。
それだけだと味気ないので、アニメーション時の手ブレについても書いてみます。
前提
・使用ソフト:Blender
・バージョン:4.0
・レンダラー:Cycles/Eevee*
・その他:魚眼レンズの設定はCycles限定になります。
スマホのカメラ視点のような設定
・解像度と比率:1080x1920(9:16)
・Focal Length(カメラの焦点距離):24mm~28mm
・若干カメラが斜めになるようにして手ブレ感を加えると良い
+カメラの高さも忘れずに。
魚眼レンズ視点の設定
パノラマカメラはCyclesのみ使用できます
前提としてアス比は16:9
・Type: Panoramic(パノラマ状)
・Panorama Type(パノラマタイプ): Fisheye Equisolid(魚眼(等距離射影))
・Lens: 20~30あたりを推奨
手ブレの作り方
手ブレのあれこれ。
アドオンを使う方法と、手動で作る方法の2通りを書いていきます。
アドオンを使う方法
Camera Shakifyというアドオンを使って、キーフレームを打つことなく簡単に手ブレを作ることが出来ます。
Blender4.2以降の方はこちら(外部リンク)から拡張機能として導入しましょう
4.1以前の方はGitHub(外部リンク)からダウンロードできます。
使い方は簡単。
カメラを選択して、設定タブから+ボタンを押すと手ブレが追加されます。
いくつかプリセットが用意されており、Influence(影響度)とScaleとSpeedを調整して終わりです。
2つ以上のプリセットを組み合わせて、より複雑な挙動を作ることも出来たりします。
また、Frame Offsetを調整すると、フレームに対してオフセットを加えることもできます。
カメラをコピーしたり、なんらかの操作を経て挙動がおかしくなってしまった場合は、一番下のFix All Camera Shakesを押しましょう。
値を元に再適用してくれます。
手動で手ブレを再現する方法
自分ももう使わなくなった方法ですが、カメラ以外を揺らすのにも一応使えるので残しておきます。
プロジェクトの始点と終点に、カメラのLocation(位置)とRotation(角度)のキーフレームを打ちます。
次に、グラフエディターから全てのグラフを選択して、画面右のAdd ModifierからNoiseを追加します。
ScaleやStrengthを調整してそれぞれのグラフの振れ方を緩やかにすると、それっぽい手ブレが再現できます。
今回はかなり雑ですか、それぞれの軸に合わせて細かく調整すると自然な手ブレになっていきます
最後に
Discord鯖時代の情報を改めて整理して書いてみました。
閲覧頂きありがとうございました。